[死]に至るプロセス[3]

  • 2018.10.15 Monday
  • 11:59

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(5) 識蘊グループの衰え

行蘊グループが衰えた段階で、同時に[粗い25のもの]のうち、

[識蘊]、通常の人の[法界体性智]、六処の中の[]など、

要するに[意識]に関わるもの以外のすべての要素は失ってしまうのである。

そして、死に至る過程もここから更に深いところに入ってくる

その初めの段階として、識蘊グループの5要素の分類と解説をする。

 

また、ここで使われている言葉は、

そのほとんどが密教独自の術語である為に、

多少受け入れにくい点が多いかもしれないけれども、

実に巧妙に心に起こる現象を言葉として置き換えたものなので、

その意味合いを素直に受け止めながら解釈し、読み進めて頂きたい。

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識蘊グループの5つの要素とは以下のモノをいう。

(1)自性の分別の80の心

(2)真っ白に表れた心

(3)真っ赤に輝く心

(4)真っ黒に近づいた心

(5)死の光明

 

これらの5要素は、これまで分類解説してきた各グループの5要素とは違い、

同時に衰弱することはない。

これらは、(1)⇒(2)⇒(3)⇒(4)⇒(5)の順で、

心に現れてくるものである。

 

これらは、真の死に近づく過程であると同時に、

粗かった心の意識が順に消滅していくことで、

次第に細微な心の意識になっていく過程を分類し、かつ、解説しています。

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(1) 自性の分別の80の心

●以下、33の心は、

 [真っ白に現れた心]に深く関係している心

・望まない対象を嫌う大中小の3つの心の働き

・好きなものと離れることを悲しむ大中小の3つの心の働き

・落ち着いた冷静な心と、喜びの2つの心の働き

・好きでないものに恐怖を感じる大中小の3つの心の働き

・愛着のある対象に執着する大中小の3つの心の働き

・五官の欲望を満たし、それを保ち続けたいと思う心の働き

・善に対して疑いをもつ心の働き

・飢えと渇きを満たしたいと思う2つの心の働き

・楽、苦、そのどちらにも偏らない中道の感覚をもつ大中小の3つの心の働き

・理解する人、理解する行為、理解されるものを分別できる3つの心の働き

・合理、不合理を吟味する2つの心の働き

・罪を恥じる心の働き

・他の人が苦しみから離れることを望む慈悲の心の働き

・愛する者を守ろうとする慈しみの心の働き

・愛する者に会いたいと願う心の働き

・何かに対して疑惑をもつ心の働き

・ものを集めたがる心の働き

・他人の成功を憎む嫉妬の心の働き

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●以下、40の心は、

 [真っ赤に輝く心]に深く関係している心

・得たいと思っても得ることができない対象に執着する心の働き

・単純に得た対象に執着する心の働き

・快適な対象を見ることによって生ずる大中小の3つの喜びの心の働き

・目的が成就したことによる安楽の心の働き

・繰り返し、何度も何度も、その良さを考える心の働き

・以前なかったものを見る時の心の働き

・ものを失くしたときに感じる落胆の心の働き

・対象に満足する心の働き

・抱擁と接吻と触れ合いをなしたいと思う3つの心の働き

・心変わりの無い心と、良いことに専念したいと思う心と慢心の3つの心の働き

・仕事を成功させようと思う心の働き

・他人の宝を奪おうとする心の働き

・他人を打ち負かそうとする心と、そのことを努力しようとする心の2つの心の働き

・傲慢さによって、悪いことをしようとする大中小の3つの心の働き

・意味もなく聖者に対して言いがかりをつけようとする心の働き

・好ましいものを見ることで快楽に耽ろうとする心の働き

・仇を恨む心の働き

・善い行いをしようと努力する心の働き

・他人が理解してくれることを望む心の働き

・どんなことも正直に言いたいと思う心の働き

・真実でないことを言いたいと思う心の働き

・誓いを固いものとする心の働き

・何か感情を傾ける対象をもちたくないと思う心の働き

・財を捨てようとする心(布施の心)の働き

・怠惰な者にやる気を出すように促したいと思う心の働き

・敵に勝ちたいと思う心の働き

・悪いことをあえて避けず、行おうと思う心の働き

・ねつ造して欺こうとする心の働き

・劣悪なものの見方を好んでする心の働き

・ほかを軽蔑する心の働き

・不正直な心の働き

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●以下、7つの心は、

 [真っ黒に近づいた心]に深く関係している心

・対象を欲しがったりもせず、欲しがらないこともしない中道の心の働き

・健忘によって記憶が弱まる心の働き

・陽炎を水と識別してしまうような心の働き

・ものを言いたがらない心の働き

・何事においても煩わしく感じる心の働き

・怠情な心の働き

・そうであるか、そうでないかと思う疑いの心の働き

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[自性の分別の80の心]とは、

意識の働きだから、その思いの強さには、強弱がある。

また、その乗り物である[]をいつも伴う。

そして、その[]の強弱によって3つに分類された心が下記の心となる。

・真っ白に現れた心

・真っ赤に輝く心

・真っ黒に近づいた心

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日常の様々な心のあり様を生み出すこの3つの意識は、

とても微細である為、通常は様々な粗いレベルの心の陰に隠れてしまい、

認識することはできない。

しかし、眼根などの五根が機能を失い、

粗い80の分別が喪失した後、最後に残った意識として、

死にゆく者の前に明瞭にその姿は、現れてくる。

それは[自性の分別の80の心]の[自性]という言葉は、

その思いの強弱によって、どの微細な意識が原因となって

生み出されたものなのか?を示す目印である。

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粗い80の分別である[粗い]とは、[感情]をさし

[微細な意識]とは、[冷静な意識]の事だと、

僕は、勝手に解釈しているのだけれど、

瞑想に入る度に、その解釈で正しいのか?と自問しているのが現状。

ただ、自問している時は、それぞれの心をさらに分析しなければ、

自答もできないので、より深く分析しようとすると、

僕の脳はオーバーヒートしてしまい活動をストップする。

あっ、寝ちゃってた!

 

実のところ、

僕の場合は、皆と違い、

[(5)識蘊グループの衰え]の各プロセス]が無く、

一気に[死の光明]へと飛んでしまうのではないだろうか?と思ってしまう。

※実際は、プロセスが飛ぶなんてことはありません!

 誰もが、必ず、この[死に至るプロセス]のすべてを通って死に至るとの事です。

 

だが、そうなると、

[死の光明]から次の[再生までのプロセス]への間であり、

一番、苦しく辛い時間の流れと言われている[中有のプロセス]で彷徨し、

現世での[悪業]が主体となった輪廻に巻き込まれてしまう、、、

 

怖いだろうなぁ、、、

 

 

取りあえず、

寝よっと!

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