[死]に至るプロセス[2]

  • 2018.10.15 Monday
  • 01:27

 

 

(1)色蘊グループの衰え

  さて、人間が死に至るプロセスの中で、まず最初に衰弱していくのは、

 ・[色蘊のグループ]の5つの要素である色蘊

  普通の人の大円鏡智地界眼根、五境のである。

 ・[色蘊]が衰えたことを示す外側に現れる兆しとして、

  手足などが前より少し細くなり、身体が衰弱し、力が無くなってくる。

・普通の人の[大円鏡智]とは、鏡に影像が現れるように、

 多くの対象が一度の明らかに現出する意識であるが、

 それらが衰えたことを示す外の兆しとして、眼がすっかり見えなくなる。

・[地界]が衰えたことを示す兆しとして、肉体の大部分が乾燥し、

 身体の部分部分がゆるんでゆき、地下に沈み込んでいくような感覚が生じてくる。

・[眼根]が衰えたことを示す兆しとして、身体の色彩が悪くなって体力が尽きてしまい、

 瞼が開閉できなくなる。

 ・五境としての[]が衰えた兆しとして、身体の光彩が失われていくのである。

  これらの要素は、ほぼ同時に失っていく。

■そして、以上のものが衰えたことを示す証として、

 [陽炎の様なもの]と呼ばれる光景が心に現れるのである。

 それは、砂に春の光が照りつけた時、チラチラと反射するような、

 水色のきらめきに満ちているような光景である。

 

110910-081505_RR.jpg

 

次の段階では、

(2) 受蘊グループの衰え

・[受蘊のグループ]である5つの要素、すなわち受蘊

 普通の人の平等性智水界耳根、五境のが同じように衰弱し、喪失する。

・[受蘊]が衰えたことを示す外側に現れる兆しとしては、

 根識とともにある感覚である楽だとか、苦しい、

 そのいずれでもない等の三つの感覚を身識で知ることができなくなる。

・普通の人の[平等性智]とは、楽、苦、平等(どちらでもない)の三つを感じ、

 一種類のものとして認識、理解することのできる知識をいうが、

 楽、苦、平等の三つがわからなくなる。

 例えば、胃が痛むとか、胸が苦しいなどの感覚とは違った、

 幼い子供の将来に対する漠然とした不安からくる心痛などのような

 苦しみを感受しなくなるのである。

 ・[水界]が衰えたことを示す兆しとして、唾と汗と尿と血液と体液の大部分が乾いてしまう。

・[耳根]が衰えたことを示す兆しとして、身の内外の音が聞こえなくなる。

・五境のうちの[]が喪失したことを示す兆しとして、

 耳の内の空気の音(耳鳴り)なども聞こえなくなってしまう。

■以上のものが衰えたことを示す証として、心に現れる光景を、

 [煙のようなもの]と呼ばれるビジョンが意識の中に現出する。

 それはまるで、煙が充満している中で、煙突の先より、

 煙がもくもくとわき出てきて、さらに煙が充満し、

 空間に藍色の大気が充満していくような光景である。

2009-01-12 14.38.01.jpg

 

この後に、

(3) 想蘊グループの衰え

 ・[想蘊のグループ]の5つの要素、すなわち想蘊

  普通の人の妙観察智火界鼻根、自らの五境のうちのが同時に衰弱する

・[想蘊]が衰えたことを示す兆しとして、父母をはじめとし、

 妻、子、そして、誰と誰が親族なのかも次第に想い出せなくなる。

 ・普通の人の[妙観察智]とは、親族などのひとりひとりの名前を思い出す知識をいう。

 それが衰えたことを示す兆しとして、父母をはじめとする

 妻、子、そして親族の名前を想い出せなくなる。

・[火界]が衰えたことを示す兆しとして、身体の体温が下がっていき、

 飲んだり、食べたりしたものを消化する能力を喪失する。

・[鼻根]が衰えたことを示す兆しとして、鼻の穴より息を吸う量が少なくなって、

 外に吐く量が多くなり、激しい呼吸を生じてくる。

・自らの五境としての[]が衰えた兆しとして、鼻によって、

 匂いの良い、悪いといった感覚のいずれもがわからなくなってくる。

■以上の要素が衰えたことを示す証として、

 心に現れる光景を[蛍のようなもの]と呼ぶ。

それは、煙突より青い煙がもくもくとわき出ている時、

その中に赤い火花が少しずつ出るような感じである。

あるいは、ネギを炒った鍋の裏側の汚れの中に赤い火花が

少しずつ消散していくような光景が心の中に現れる。

121020-183703_RR.jpg

 

次に

(4) 行蘊グループの衰え

 ・[行蘊のグループ]の五つの要素、すなわち行蘊

  通常の人の成所作智風界舌根、自らの五境のうちのが同時に衰弱する。

 ・[行薀]が衰えたことを示す兆しとして、身体を動かすことができなくなる。

 ・通常の人の[成所作智]とは、世間における活動やその目的などがわかる知識をいう。

 それが衰えたことを示す兆しとして、世間における活動やその目的などの

 一切を思い浮かべることができなくなる。例えば食事をしたり、

 寝たりすることの意味や目的が解らなくなってくる。

・[風界]が衰えたことを示す兆しとして、持命などの[十風(10の中心的な気)]が

 自らの所在している場所から胸に移動しはじめ、呼吸を吸ったり、

 吐いたりすることができなくなる。

 そして、この段階で[呼吸]はとまってしまう

・[舌根]が衰えたことを示す兆しとして、舌の表面の組織はザラザラと粗くなり、

 その長さは短くなって、舌のつけ根である根元は青色に変色する。

・自らの五境としての[]が衰えたことを示す外の兆しとして、

 舌で六味を味わう事のできる感覚がなくなる。つまり、甘い、辛いなどの六味が喪失する。

 この場合、同時に[身根]と[]も衰えてくる。

 それが衰えたことを示す外の兆しとして、

 皮膚が通常感じるツルツルやザラザラといった感触が感じられなくなり、

 感受能力も喪失してしまう。

■以上の要素が衰えたことを示す証として、

 意識には、[燈明を燃やすようなもの]と呼ばれる光景が心の中に生じる。

 それは、ロウソクの燈明が尽きる時の動きに似ていて、

 ロウソクの炎が大小に変化し、そして、大きく揺れるような光景である。

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一気に書きすぎたかな?

(5)の識薀グループに行く前に、

1日休憩することとする!

では、寝る!

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