[正座]という言葉の歴史は浅い!

2018.10.09 Tuesday

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    歴史の事となると

    ついつい反論したくなる

    僕が【家主】の中山手 線です。

     

    仏事や法事などでお宅を訪問した際、

    僕は、ご出席の皆さんに、

    はじめから足は崩してくださいね!

    正座はしなくて良いですからね!

    とお伝えするんだけれど、

     

    おじいちゃんやおばあちゃんは、

    足が痛くなる!と言いながら、[正座]に固執する方が多いので、

    [正座]は、洋の東西を問わず、

    罪人が座る姿勢ですから、僕はおススメしてません!」というと、

    でも、[正座]しないとね!、昔の礼儀だから、、」と言う。

     

    おばあちゃん!

    昔って、いつの時代のこと言ってます?

     

    私の爺さんの頃からかね、、、

     

     

    明治天皇の頃ぐらいかな??

     

    ※結局の所、

     では、仏で[正座]している仏像って見たことありますか?

     と聞くと「そんな仏様は見たことない!」

     という事で、いつも納得されるんだけどね(笑)!。

     

    さて、話は戻って、

    こんなこと言うから僕は嫌がられる坊主なんだけど(笑)!

     

    でもね。

    意味も知らずに、

    ただ昔からの伝統?、しきたりだから!と思いこむのは

    間違ってる!

     

    そもそも[正座]って、

    かなりの昔、

    その昔、

    ちょっと昔、

     

    面倒だ!

    実は、時間をずーと遡って

    そう!、太古の昔から、この日本国においては

    [正座]は、天皇が神に奉拝や礼拝する際に、

    神に敬意を表する表れとしての姿勢[座り方]であり、

    それが一般化されて「敬意を表する座り方」の基本となったらしい。

    でも、一般化されたのは、つい最近の明治維新以降のこと!

     

    例えば、

    将軍が天皇に拝謁する時の座り方の姿勢[座り方]となり、

    そして、大名が将軍に拝謁する時の座り方の姿勢[座り方]となり、

    次に、臣下が大名に拝謁する時の座り方へと広まっていった。

     

    これは、徳川幕府が[参勤交代制度]を制定し、

    その共通礼法として、[小笠原礼法]を採用した時から

    全国の藩へと広がっていったものだけど、

     

    一般の下級武士や農民、商人は、

    卑弥呼時代からの一般的座り方である

    [胡坐(あぐら)]や[立膝]で座るのが普通だったのだ!

     

    つまり、そもそも明治維新以前は、

    [正座]という言葉すら無かったし、

    [正座]は、一般的な座り方ではなかった!

     

    なぜなら、

    まず、[畳]というモノはが、

    下級武士や商人、農民たちの家に広がり始めたのは

    徳川5代将軍の徳川綱吉[元禄時代]からはじまり、

    徳川8代将軍の徳川吉宗[享保時代]で広まったとされているらしい。

    でも、これは[江戸(現:東京)]だけの話なので、

    全国的に広まったのは、もう少し、遅く、

    徳川11代将軍の徳川家斉[寛政時代]だと思う

    つまり、幕末間近の江戸末期。

     

    そう!

    それまでの間、一般家屋は[板の間]だった!

    つまり、[板の間]で[正座]なんか痛くてできるわけないし、

    一般人が[正座]をしている人を見るのは、

    [罪人]だけだったので、

    [正座]は[罪人]が座る座り方と認識していたのだ!

     

     

    そして、[正座]という言葉は

    明治維新により、江戸幕府が倒れた後に、

    明治維新政府が作った言葉なのだ!

     

    どうして、[正座]を一般化した座り方に制定したのかというと、

    皆さんがご存じの通り、

    江戸時代、[士農工商]と別けられていた身分制度を[四民平等]とし、

    そしてその[四民平等]の証として公布したのが、

     

    [正座]だったのだ!

     

    つまり、

    [士農工商]の身分制度廃止を実証する証として、

    武士が農民や商人に対しても

    農民が武士や商人に対しても

    商人が農民や武士に対しても

     

    平等に

     

    相手に敬意を表する表れとしての姿勢[座り方]

    で対応しなければならなくなった!

    ということなのだ。

     

    [正座]の歴史は浅い!

     

    ホント、いつも思うんだけれど、

    仏教(用語や法事作法)のこととか、、、

    武道(作法)のこととか、、、

    その土地の昔からの言い伝えとか、、、

    ず~っと昔からの伝統とか言うけどね。

    実のところ、

    その[ず~っと昔]っていつからなの?

     

    突き詰めていくと、

    ほとんどのモノは、江戸時代、、、

    それも5代将軍の徳川綱吉からスタートする。

    そう、そのほとんどは江戸時代中期なんだよね。

     

    言うほど歴史ないじゃん!

     

    せめて、安土(桃山)時代

    できれば、室町時代

    マジ!ホント?の鎌倉時代

    それは素晴らしいわぁ!の平安時代

    それは無いだろうの奈良時代

    有りえないね!の飛鳥時代

    ぐらいからの伝統なら納得するんだけどね!

     

     

    では、寝ることとする!

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